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[Blender] Blenderをコンソール付きで起動する

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 Blenderのアドオンを開発するとき、デバッグプリントなどで print() 文を使うケースが出てくると思います。 print()文の出力はコンソールに出ますが、Windows上でBlenderを起動し、Blenderのテキストエディタ上でpythonを実行してもコンソールが現れず、print()文の結果が確認できません。 それだと不便なのでBlenderをコントロール付きで起動できるようにします。 まず、blender.exeのショートカットを作成します。 次に、ショートカットの名前を適当に変えます。ここでは、blender_consoleにしておきます。 それから、このblender_consoleプロパティを開いて、「ショートカット」タブの「リンク先」のファイル名の前に "cmd.exe /c " と書きます。"/c" の前後には半角スペースを入れておきます。 この状態で「OK」してプロパティウィンドウを閉じます。 こうして作ったショートカットから起動すると、コンソール付きでBlenderが起動します。 このショートカットはタスクバーにピン留めもできますので、そうすれば、タスクバーからいつでもコンソール付きでBlenderが起動できるようになります。 <追記> 上記のままだと、コンソールがShiftJISとなってしまい、Blenderからの文字出力(UTF-8)と異なるため、文字化けすることがあります。これを避けるには、"cmd.exe /c"のところを、"cmd.exe /c chcp 65001&&"とします(&は二つです)。つまり、Blender起動前にコードセットを切り替えるように書いておけば、文字化けが避けられます。

[Blogger] 記事にソースコードを記述する(Google-code-prettify)

 記事の中にソースコードを記載する方法は、あまたあるとは思いますが、ここでは Google-code-prettify を使う例を。ほとんど自分の備忘録ですが。 下記を参照しました。 Bloggerにソースコードを表示させる方法(Google-code-prettify) | 非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記 (pineplanter.moo.jp) Bloggerの設定でテーマを選び、HTMLの編集の<head>パートに以下を記載します。 <!-- Google-code-prettifyの導入 --> <script src='https://cdn.rawgit.com/google/code-prettify/master/loader/run_prettify.js?skin=doxy'/> <style type="text/css">   /* 行番号の毎行表示 (設定しないと5行ごと表示) */   .prettyprint ol.linenums > li{     list-style-type: decimal;   }   /* スクロールバー表示 */   pre.prettyprint {     overflow: auto;     word-wrap: normal;   } </style> と設定は以上です。 なお、skin= で指定しているスキンの一覧は、以下で参照できます。 https://github.com/googlearchive/code-prettify/tree/master/styles   上記スキンのデモは以下サイトで確認できます。 Gallery of themes for code prettify   使い方ですが、prettyprintは、<pre>の中の記載を整形してくれるものなので、Blogger記事の編集モードをHTMLビューにしてソースコード部分を<pre>~</pre>で囲んで記載する必要があります。 例えば、 <pre class="prettyprint lang-py"> def max(a

[Blogger] 数式を入れる (MathJaxの導入)

 Bloggerのブログ記事の中に数式を入れたいと思って調べました。 MathJaxというツールがあるそうです。 Irreducible representation: MathJax in Blogger (II) (irrep.blogspot.com) 設定方法は、Bloggerの設定メニューでテーマを選び、HTMLの編集を選んで<head>の中に既定の<script>文を入れるだけです。(現時点、sciript文の文例を入れる設定ができてないので、詳細は略します。上記のリンク先を参照ください) これで、\$y = \pi r^2\$と書けば、$y = \pi r^2$ と綺麗な数式の形で表現してくれます。 数式の表現形式はTeXのものです。TeXなんて学生時代に使って以来なので、ほとんど忘れておりまして、必要に応じて表現方法を調べながら使うかなと思います。

地形座標上の距離(ヒュベニの公式)

 地図データは、当然ですが緯度経度で座標を指定しています。しかし、3Dで使うにはこれをx, y座標に投影しなければなりません。 これがなかなか難解な問題だと個人的に悩むのですが、当座話を進めるのに適した変換方法はないかと探して見つけたのが「ヒュベニの公式」です。 「ヒュベニの公式」については、あちこちのサイトで言及されているので、ここで詳しくは延べません、例えば以下を参考にしてみてください。 TrailNote : 2地点間の距離の計算 (trail-note.net) 「ヒュベニの公式」が良いなと思うところは、同じ緯度、同じ経度同士の距離の計算は非常に単純化できそうだということです。 同じ経度であれば、$Dx = 0$なので$D=Dy ・ M$、同じ緯度であれば、$Dy = 0$なので $D = Dx・N・ \cos P$ の計算だけで済むということです。もっとも $M = \frac{Rx (1-E^2 )}{W^3}, N = \frac{Rx}{W}, W=\sqrt{1 - E^2 ・\sin^2 P}$ ですから計算時の$P$、つまり2地点の平均緯度は常に気にする必要があります。それでも、他の数式やツールを持ち出すよりも簡単な計算でそこそこの精度の値を得られそうだと思いました。