日本酒 緒結 OMUSUBI (生酛・原酒)
群馬県川場村の土田酒造はお馴染みのと言っても差し支えないくらい飲んでいると思いますが、この緒結は認識していませんでした。
そう思って裏ラベルを見たら、販売元が(株)結島となっていまして、普通の土田酒造のお酒とは少し違う事業スキームのようです。
その結島がどう言う成り立ちなのかは不明でして、分かったのは設立されたのが2024年3月、それと群馬大学が産学連携の成果として緒結を造ったと言う発表があったと言うことです。
最近、大学との連携による酒造りって盛んなようですね。
と言うことで、使用酒米は群馬県吉岡町産のコシヒカリを100%使用、精米歩合は94%のアルコール度数は11度。酵母は無添加。
精米歩合94%は初めてです。殆ど米ぬかを取っただけではないでしょうか。
そして、アルコール度数11度なのに原酒。
お味ですが、濃い旨口。いや、甘口と言うべきでしょうか。
その味は記憶に働き掛ける味。でも何かが思い出せず、なんだろうかと飲みながら考えているうちにどんどんお酒が無くなってしまうと言う...。
で、思い付いたのがサトウキビ。でも、サトウキビの汁って飲んだことがあったっけかなぁと思うのですが、何故かそう考えるとしっくりくるのです。
まぁ、そういう印象だったのだと受け止めてください。
でも何と言うか、これがお米の甘さかもなとも思いました。
裏ラベルには、始まりを意味する「緒」と、つながりを象徴する「結」から「緒結(おむすび)」としたとありまして、それはそうなのかも知れないにせよ、単純にお米の味がぎゅっと詰まった「お結び」ってことのような気がしなくもなかったです。
ではでは。
(ラベル部拡大)
(720mlボトル全景)